「育休世代」のジレンマ
女性活用はなぜ失敗するのか?

中野 円佳 著

光文社(光文社新書)
349p 880円(税別)

序.なぜ、あんなにバリキャリだった彼女が「女の幸せに目覚める」のか?
1.「制度」が整っても女性の活躍が難しいのはなぜか?
2.「育休世代」のジレンマ
3.不都合な「職場」
4.期待されない「夫」
5.母を縛る「育児意識」
6.複合的要因を抱えさせる「マッチョ志向」
7.誰が辞め、誰が残るのか?
8.なぜ「女性活用」は失敗するのか?

【要旨】

企業の「過剰な配慮」がやりがいを奪う。産んで初めて分かる「男女平等の幻想」。
産休・育休や育児支援の制度が整ったかに見える今、それでも総合職に就職した女性の多くが、出産もしくは育休後の復帰を経て、会社を辞めています。綿密なインタビューから、出産後の予想外の展開に悩む女性たちの姿と、その社会構造を明らかにします。

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